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参考症例集・かっぱハゲへの植毛術『つむじ部の円形脱毛に対してFUEを行った症例の解説』

Lesson 3. 『かっぱハゲ』への植毛術 Part II

40歳代、男性。典型的な”かっぱハゲ”。
FUT:1300グラフト(最終グラフト数: 1525グラフト)。
頭頂部の場合、薄毛に見えても比較的太い頭髪が残存しているので、薬剤の併用が有効です。

つむじの術前・術後写真

【術前】
HN分類(➡ 男性のAGAのHN分類表をご参考ください。):3-4v型。
つむじ部の植毛術をご希望で当院へご来院されました。
典型的なつむじ部のみの脱毛(”かっぱハゲ")です。

脱毛部にはすでにうぶ毛まで退化してしまった頭br>髪がありますが、少し太い毛髪も残存しています。
今回の症例では、薬剤を使用していないこともあり、薬剤を術後に併用すれば更なる毛量のアップが期待できます。

薬剤の使用:薬剤を使用しています。
遺伝的素因:父方に4~5型が確認できます。母方は不明です。
ドナーの状態:ドナーの密度は年齢的に平均です。
術式の選択:年齢的にFUEはやや不適です。トライは可能ですが採取グラフトの損失を勘案してFUTを選択されています。

【手術評価】
移植面積は44㎠、移植密度30グラフト/㎠で移植術を行っています。

術前拡大写真

【手術結果 - 術後6か月目と術後1年目】
術後6か月目でほぼ結果が出ています。
この時期で、移植している部分と前方の移植していない部分の分け目の透け感が同じになり、かっぱハゲは解消しています。
また、移植していない部分の分け目を見ると、薬剤効果もあるのがわかります。

1年目の写真では、ヘアスタイルを変えていますが、分け目を見ると脱毛部の違和感はありません。
なお、かっぱハゲの場合で薬剤を併用しない場合、主に前方に向って楕円形に脱毛部が進行していくので、脱毛進行ストップのために薬剤を併用することが重要です。
脱毛が進行したから、植毛術を行うということは、そもそも推奨できません。

【ドナー部 - 術後1年目】
術後1年目のドナー部の写真では、線状のキズはほぼ認識できないレベルに治癒しています。

(2023年4月 K. Yamamoto記)

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