【 再生治療 】

近年最も注目されている再生医療

PRP発毛療法

PRP(Platelet Rich Plasma:多血小板血漿)発毛療法は、自己の血液から採取した高濃度の血小板を含む血漿を頭皮に注入する治療法です。ご自身が作り出した血小板細胞内にある発毛を促進する濃縮した成分を頭皮に注入することになるため、アレルギー反応が少なく、薬剤と違って薬害がありません。非常に安全で安心感の得られる治療法です。

PRP発毛療法の利点:

  • 1.ご自身が産生する血小板内に含まれる細胞増殖や活性化、血管新生作用などを有する成長因子を用い、発毛効果を得ることができます。
  • 2.薬害を気にする必要もなく、安全性が非常に高い治療法です。
  • 3.他人から抽出した成分ではなく、自分自身の成分を利用する方法です。
  • 4.薄毛治療では、マイクロニードル効果による発毛も期待できます。

PRP発毛療法の欠点:

  • 1.通院する必要がある。
  • 2.通常、麻酔の必要はありませんが、施術時に多少の痛みが伴います。
  • 3.薬液を頭皮に注入するため、一時的に赤みやかゆみなどの副作用が起こる場合があります。
  • 4.発毛メソセラピーと比較して、治療費が高額になることが多い。また、維持のために定期的な治療が必要です。
  • 5.「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」に則った第三種再生医療等提供医療機関として認可された施設のみでしか実施できない。当クリニックは、「多血小板血漿(PRP)を用いた毛髪再生療法」として認可を受けています(計画番号:PC5200067)。厚生省ホームページ(2022年4月現在)をご参考ください
  • 6.毛包組織が完全に老化・退化した無色素のうぶ毛になった場合は、ほとんど効果はありませんので、過剰な期待をしてはいけません。
PRP作成手順

PRP発毛療法も発毛メソセラピーと同様に、ベースとなる内服治療と併用することによって発毛効果が早まり、発毛が3~4ケ月程度で実感できることが多くなります。
PRPは、発毛に応用する以外にも、Chemotactic effect(走化性効果)、②Growth Factor effect(成長因子効果)… VEGF、PDGF、EGF、IGFなど※1、③Immunomodulatory effect(免疫調節効果)などがあり、これらの特性を応用して、整形外科や歯科、創治癒に関連する様々な分野で応用されています。

※1:VEGF(Vascular Endothelial Growth Factor)… 血管内皮細胞成長因子、PDGF(Platelet-Derived Growth Factor)… 血小板由来成長因子)、EGF(Epidermal Growth Factor)… 上皮細胞成長因子、IGF(Insulin-like Growth Factor)… インスリン様成長因子。

エクソソーム療法(細胞上清液による治療)

エクソソーム(Exosome)は、分泌元の細胞情報を反映した様々な情報伝達物質が含まれています。
特に間葉系幹細胞は、損傷した組織を修復する能力が高く再生医療の分野では注目されており、間葉系幹細胞の分泌物質(エクソソーム)を使用することによって、多くの有用な効果が期待できます。

エクソソーム療法の利点:

  • 1.細胞増殖や血流改善、抗炎症効果などの様々な活性物質を含有しており、通常の薬剤治療と異なる機序によって薄毛改善効果を発揮する可能性があります。
  • 2.再生治療の認可の必要がない治療のため、PRP療法と比較して安価に治療できる。
  • 3.薄毛治療では、マイクロニードル効果による発毛も期待できます。

エクソソーム療法の欠点:

  • 1.通院する必要がある。
  • 2.通常、麻酔の必要はありませんが、施術時に多少の痛みが伴います。
  • 3.薬液を頭皮に注入するため、一時的に赤みやかゆみなどの副作用が起こる場合があります。
  • 4.分泌物中にガンを促進する物資が含まれている場合に問題になる可能性があります。したがって、適正な分泌物抽出を厳密に行っている製品を使用する必要があります。
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