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参考症例集・典型的なAGA 4a型に対する植毛術『FUEで前頭部全体に移植』

Lesson 6. よくあるタイプの前頭部全体への植毛術

30歳代、男性。よく見かける脱毛タイプで前頭部全体が脱毛した状態です。
FUE、1500グラフト。

術前術後写真

【術前】
HN分類(➡ 男性のAGAのHN分類表をご参考ください。):4a型ですが、真ん中あたりは太い毛髪も残存しています。
このようなタイプでは、通常、移植面積は40~50㎠くらいであることが多いので、1500グラフト前後の移植術になります。

遺伝的素因と年齢:母方、父方ともに2~3型までの脱毛進行です。したがって、将来のAGA脱毛の進行は血縁者から推測できなくなります。
ドナーの状態:後頭部のドナーの密度が低く、細い毛髪も混じっています。したがって、ドナー部の条件は良くありません。
術式の選択
ドナー密度が低いので、条件は悪いですが、比較的年齢が若いので、1回くらいのFUEはチャレンジしてもよいでしょう。
ただし、AGA脱毛がどこまで進むのかを推測することが難しい症例なので、脱毛進行予防薬を継続する必要があります。

【手術評価】
移植面積は44㎠、平均移植密度35グラフト/㎠という術前カウンセリングでの算定でしたので、FUEで1500グラフトの移植術を行っています。
FUEの評価
FUEで最も評価すべき検査は、毛包切断率です。この例では、毛包切断率(➡ Step3『Proの植毛術』をご参考ください。)は4%でした。また、グラフト損失率は11%でした。
万が一、次回植毛術を行う場合は、この数値を考慮に入れて、FUEかFUTを選択します。
今回の場合、ドナー密度が良い方ではないので、FUEよりはFUTの方がよいと考えられます。
しかし、そもそも、もっと重要なのは、AGA脱毛の進行が止まれば、再度植毛術を行う可能性が低くなるので、継続的な薬物治療が重要になってきます。

術後ドナー部

【手術結果 - 術後1年目】
術後評価は術後1年目で判断します。想定通りの結果となっています。
【ドナー部 - 術後1年目】
術後1年目のドナー部の写真では、小さい点状のキズがありますが、1回くらいのFUEではほぼ認識できないレベルです。

(2022年12月 K. Yamamoto記)

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