• お電話のご予約はこちら

    0120-487-425

Step 2: 自毛植毛術『植毛術をするしかない。』と思ったら !

Lesson 3. 移植グラフト数の決め方

カウンセリングを受ける前に移植グラフト数を知りたい。
ご自身で必要グラフト数を見積もってみましょう!

今回は植毛術を行うに当たって、どのくらいの株数が必要か? つまり、どのくらいの移植グラフト数が必要か?をご自身でも簡単に見積もれるように解説していきたいと思います。
まず移植グラフト数の決め方の手順を説明します。
移植グラフト数は移植面積を計測したのちに移植密度を掛け算すると求められます。
移植グラフト数=(移植部の面積 [㎠])×(移植密度 [グラフト数/㎠])
したがって、まず移植したい部分の面積を求めなければなりません。次に移植密度を掛け算して移植したいグラフトの数を算出します。
移植したい面積を計算する場合は、三角形の面積の求め方楕円の面積の求め方の2つの方法を応用します。
三角形の面積の場合は、(底辺)×(高さ)÷2で求められます。楕円の場合は、(長辺の半径)と(短辺の半径)× 3.14で求められます。勿論、円の場合は、3.14に半径の2乗を掛けてください。

では、実際に図のようなM字脱毛の場合の移植グラフト数を計算してみましょう。例えば、この図のように、左右両方のM字部に移植したい場合をみてみましょう。左右のM字部の面積が同じで、底辺aが7cmで、高さbが3cmであった場合は、7 × 3で移植部の面積は21 ㎠とわかります。また、”移植密度の選択”の図を見て、移植部が無毛部でFUEを選択するとしたら、移植密度を1 ㎠当たり40個のグラフトで移植することになるので、21 × 40~50 = 約800~1000グラフトが必要であると判るわけです。
次に、よくあるケースとして、つむじ部が薄くなった場合を考えて見ましょう。例えば、長辺cが6 cm、短辺が5 cmだったとしますと、長辺の半径は3 cm、短辺の半径は2.5 cmとなります。したがって、この場合の薄毛部の楕円の面積は3.14 × 3 × 2.5であり、移植面積は24 ㎠となります。例えば、移植密度を1 ㎠当たり30個のグラフトで移植する場合はグラフト数は24 × 30で720となりますので、約700グラフトの移植とわかります。

なお、移植部の面積がわかれば、適切な移植密度を掛けて必要なグラウト数を算出する必要があるわけですが、おおよその目安としては表を見ていただいて、手術方式や移植部の薄毛か無毛の状態かによって、どの移植密度が当てはまるかをご自身の状態と照らし合わせてみてください。この表を見て、まず手術方法を選択し、無毛部か薄毛部かによって移植密度を当て嵌めるのです。

(2022年3月 K.Yamamoto記)(2023年12月 K.Yamamoto更新)

YouTubeでもご覧いただけます。

お電話
WEB予約
LINE予約