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FUEで生え際修正を行った症例『FUEで治療した生え際修正の症例』

Lesson 19. FUEで生え際修正を行った症例

20歳代後半、典型的な生え際修正の症例です!
FUE:1100グラフト。

術前術後写真

【術前】
HN分類(➡ 男性のAGAのHN分類表をご参考ください。):3型。
脱毛治療薬は使用しておらず、”ハゲているから”という理由でFUE植毛術をご検討されてのご来院です。
写真のように、初診時所見で額の幅は高く、生え際も高いラインにあります。もともと高い生え際ということもあり、当初は比較的高い生え際ラインを保った状態で、丸い生え際を希望されていました。しかし、丸い生え際は男性の場合、男性らしさを失ってしまい、逆に不自然になってしまいます。
さらに、丸い生え際に作ってしまった場合で、もしもAGA脱毛が進行してしまえば、不自然な状態で移植毛が取り残されることになるため、余分な手術を繰り返す必要性が起こります。
以上のような説明の後に、通常通りの水平な生え際ラインで納得されました。

遺伝的素因:父方は2型、母方に6型があります。
ドナーの状態:後頭部のドナー密度はやや低密度で、細い頭髪も比較的多く混じっている症例でした。
術式の選択
ドナー密度が比較的低く、細い頭髪の割合が多いため、FUEを行うにあたって良い条件とはいえません。
しかし、AGA脱毛の進行予防のための今後内服治療の継続を行う意思があるため、現在の年齢でFUEを行うことは許容できます。
また、比較的高い生え際ラインで修正されるので、将来のAGAの脱毛進行がある程度進んだとしても、不自然にはなりにくいと想定できます。

【手術評価】
平均移植密度40グラフト/㎠で移植しています。
FUEの評価
FUEで最も評価すべき検査は、毛包切断率です。この例では、毛包切断率(➡ Step3『Proの植毛術』をご参考ください。)は10%でした。また、グラフト損失率は4%でした。ご年齢的には毛包切断率が若干高い方です。薬剤使用などによる脱毛進行の制御や脱毛進行速度にもよりますが、40歳以上で植毛術を受けなければならない場合、FUTの選択がよいと考えられます。

術後ドナー部

【手術結果 - 術後6か月目と術後1年目】
術後評価は術後1年目で判断しますが、薬剤を使用しているため、6か月目でほぼ完成しています。結果は想定通りとなっています。
また、カウンセリング時には、丸い生え際を希望されていましたが、水平な生え際ラインで満足しているようです。この例のように、実際には、”やっぱり水平な生え際から丸い生え際にしたい”ということにはならないのが通常です。

【ドナーのキズ - 術後1年目】
1回のFUEではキズは気にならないのですが、今回は2週目の後頭部ドナーを見てみましょう。
薄っすらと赤い部分が採取部ですが、ほとんど気にならない程度というのがわかるでしょう。

(2023年6月 K. Yamamoto記)

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