• お電話のご予約はこちら

    0120-487-425

FUTで生え際の修正を行った症例『FUTで治療した生え際修正の症例』

Lesson 12. FUTで生え際の修正を行った症例

30歳代後半、移植グラフトの損失をできるだけ避けたい場合はFUTを選択します!
FUT:1000グラフト(最終グラフト数:1176グラフト)。

術前術後の写真

【術前】
HN分類(➡ 男性のAGAのHN分類表をご参考ください。):3型。
AGA脱毛については、いろいろと検索されていて、十分な知識があるようでした。
植毛術については、現在の主流であるFUEではなく、最初からFUTをご希望されていました。
ご自身の脱毛が将来にまだ進行するだろうと考えていたため、移植毛をできるだけ損失したくないという理由でした。

確かに、FUEで行った場合は、切断毛を含めたグラフトの損傷は、FUTと比較すると多いのが普通です(➡ Step 3のProの植毛術をご参考ください。)
したがって、”ドナーの毛髪の損失を減らす”という点が気になる場合は、絶対にFUTがおすすめなのです。

ただし、FUTではドナー採取、グラフト作成、移植技術のそれぞれの過程での技術的なバリエーションが多く、真のFUT技術を習熟することはかなり難しいことです。
したがって、FUTを行う場合は、見かけ上の価格にとらわれることなく、適切な施設で行うのがよいのです。

遺伝的素因と年齢:父方の大部分が5型前後です。
ドナーの状態:後頭部のドナーの状態は、年齢的に平均です。
術式の選択:今回は、ご自身の希望通り、FUTです。

【手術評価】
生え際のラインは比較的高い眉間から8cm弱の高さで、微妙にM字となるラインに設定し、その後方の薄毛領域に移植しました。
つまり、M字部の薄毛領域全体と私から見ると気になる前頭部の真ん中の薄毛領域にかけて移植を行っています。
平均移植密度は、30~35グラフト/㎠で移植しています。

術後ドナー部

【手術結果 - 術後6ヶ月目と1年目】
術後6ヶ月目の時点で、はっきりと移植ラインがわかる状態になっています。
薄毛領域への移植が主なので、写真でみるとわかりにくいのですが、術後1年目の真ん中で分け目を作った写真を見ると、どこまで移植したのかよくわかります(白矢印)。

【ドナーのキズ - 術後1年目】
下の写真は、術後1年目のドナーの線状のキズです。
一部毛穴の密度が薄い部分があり、私としては気になるところですが、他人(美容院など)が見て目立つレベルではありません。
FUEの無数の点状のキズと比較したとしても、遜色は全くないと思われます。

(2023年2月 K. Yamamoto記)

お電話
WEB予約
LINE予約