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植毛術をしたいが、決心がなかなかつかない!『FUEで治療した生え際修正の症例』

Lesson 11. 植毛術の決断に3年を要した症例

20歳代後半、AGA脱毛進行予防のために薬剤内服を開始し、3年目に植毛術を行う決心がつきました!
薬剤の使用でも、うぶ毛が太い毛髪(終末毛)に戻ることはありません!
FUE:1000グラフト。

AGA薬剤投与開始前写真

【術前】
HN分類(➡ 男性のAGAのHN分類表をご参考ください。):3型。
最初の写真は、手術を行う3年前の相談時のものです。
生え際が全体的に後退した状態で、20代であることから、AGAの脱毛進行を予防することが先決となります。
以前は、増毛を行ったことがあるようですが、何よりも脱毛をストップさせる必要があるからです。

しかし、この写真を見て、おわかりのように、生え際の頭髪はすでにうぶ毛まで退化しているようです。
したがって、この時点で、薬剤を開始しても、以前のようにしっかりした頭髪に覆われた生え際には戻らないのです。

薬剤内服から3年が経ち、友人が当院で植毛術を行い、十分な結果となったのをまじかで見ることができ、ようやく手術の決心がついたようです。
手術前の写真を見るとわかりますが、AGA脱毛の進行は3年経ってもありませんが、生え際が濃くなったわけではないことがわかります。

遺伝的素因と年齢:長男が4型まで進行していますが、他の遺伝歴は不明です。
ドナーの状態:後頭部のドナーの状態は良好で、問題はありません。
術式の選択:HN分類では軽度AGAであり、薬剤使用のご理解もあり、ドナー密度も良好です。したがって、問題なくFUEが選択できます。

【手術評価】
平均移植密度40グラフト/㎠で移植しました。
FUEの評価:FUEで最も評価すべき検査は毛包切断率です。この例では、毛包切断率(➡ Step3『Proの植毛術』をご参考ください。)は4%でした。また、グラフト損失率は7%であり許容範囲内でした。次回、植毛術を検討する場合でも、これらの数値を考慮に入れてFUEを選択しても問題ありません。

術後ドナー部

【手術結果 - 術後6ヶ月目と1年目】
薬剤を使用している場合、大部分の方はこの症例のように、大体6ヶ月目で結果が出ます。
6ヶ月目と1年目を写真で比較するとわかりにくいのですが、1年目になると粗雑な移植毛もなじんでくるようになります。

この症例のように、

"手術が怖い!"
"何となく決心がつかない!"
"本当にうまくいくのか?"

など様々な理由があると思われますが、手術を行うのが適切かどうかをご自身で冷静に考えていただきたいと思います。

(2023年2月 K. Yamamoto記)

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